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本当にただの大きい独り言だと思ってほしい。
人の気持ちは、こんなにも簡単に変わってしまうんだなと思い知らされた。
錦戸くんが関ジャニ∞として突っ走った中に嘘は無かったと思う。
「俺が引っ張る」「関ジャニ∞を背負うことなんて6人で割ったら大したことない」っていう言葉も、自分の仕事を全うしようと起こしてきた行動も、全部。
きっと嘘なんかじゃなかった。
ただ気持ちが、変わってしまっただけ。
本当に、それだけ。
本当に、それだけ?
すばるくんの脱退、安田くんの怪我、色々ありすぎるくらいあった。
でもピンチをチャンスに変えてきたのが、わたしが見てきた関ジャニ∞だった。
泥臭いのが、関ジャニ∞だった。
無事に幕を閉じた15周年の十五祭。
関ジャニ∞のこれからの未来を見たように感じた。
でも、違うかったのかもしれない。
関ジャニ∞は、錦戸くんは、これからの未来じゃなくて、新しい未来を見ていたのかもしれない。
うーん。
何だろう。
「今までの集大成」
この言葉が似合う。
関ジャニ∞の未来を考えた時に、たったそれだけの理由で(言い方が悪いけど)、「もうやっていけない」「未来が見えない」と思ったことが正直、わたしは悲しくて寂しくて仕方ない。
なんで?
錦戸くんが今まで守り続けてきたものって、そんな簡単に捨ててしまえるものだったの?
もう、未来が見えなくなってしまった。
すばるくんのときもそうだ。
関ジャニ∞を捨ててまでしたいことってそんなことだったの?
ソロデビューをしたすばるくんを見たわたしの正直な気持ちだ。
「別々のタイミングであっても、たとえ違う場所にいてもいずれは、きれいな花を咲かせてくれるといいなと僕は思っています」
十五祭での大倉くんの最後の言葉。
きっと錦戸くんの退所が決まった上での言葉なんだろうなと思うと、本当に言葉にならない。
6人体制でやってきたこの1年間。
退所が決まった上で回ったツアー。
錦戸くんは、どんな気持ちだった?
関ジャニ∞は、どんな気持ちだった?
分かるわけない。
本人の口から明確な理由を、気持ちを、もう聞くことは出来ないんだから。
3日のライブの時点で既に脱退していたことにもびっくりした。
すばるくんのときはあれだけ会見もして、皆に見送られて、この差は何?
この不信感は何だろう。
時間が経てば、この気持ちも、変わるんだろうか。
47都道府県ツアーを回って、何かが変わるんだろうか。
ファンを安心させたいという思いからかもしれない。
でも今関ジャニ∞に何か伝えられるとしたら、ファンの一歩前になんていようとしなくていいんだよ、同じペースでいいんだよ、もうちょっとゆっくりでいいんだよ、大丈夫だよ、そんなに頑張らなくていいんだよ、止まることも大切だよ、と言ってあげたい。
「関ジャニ∞」という場所が、ファンのため、じゃなくて、純粋に彼らにとって、自分たちのため、に続けたいと思うグループになってほしいというのが今思うことだ。
最後に。
錦戸くん、アイドルという職業を選んで前に立ち続けてくれてありがとう。
関ジャニ∞でいてくれてありがとう。
本当にお疲れ様でした。